Invisible Worldは現在、光センサー「irodori」を通じて、社会課題の現場に新しい選択肢を届けるためのクラウドファンディングに挑戦しています。
本プロジェクトは、2026年1月21日時点で目標金額の256%を達成。多くの支援が寄せられている背景には、技術そのものへの期待だけでなく、「現場の課題を本気で変えられる技術が必要だ」という共通の問題意識があります。なお、クラウドファンディングは現在も継続中です。
食品ロス、医療・品質管理の属人化、インフラ老朽化――。
社会のさまざまな現場では、「本当は分かっているはずの違い」が見えず、判断が遅れたり、過剰な廃棄やリスク回避につながっている現実があります。Invisible Worldが取り組むのは、こうした課題の根底にある「見えない情報」を可視化し、判断そのものをアップデートすることです。
本記事では、光センサー「irodori」がどのようにして不可視情報をデータとして捉え、現場の意思決定を支えるのか。そして、その技術を研究成果で終わらせず、社会実装へとつなげるために設計された《共創プラン》の考え方と可能性についてご紹介します。
◼︎現場で使われる技術が、なぜ生まれにくいのか?
多くの先端技術は、研究段階や実証実験までは順調に進む一方で、
「実際の現場で使われ続ける技術」になるまでには、大きな壁があります。
- 現場ごとに判断基準が異なる
- 経験や勘に依存しており、言語化・データ化が難しい
- 汎用的なAIやシステムが、そのままではフィットしない
Invisible Worldが取り組んできたハイパースペクトル技術も、もともとは宇宙開発の文脈で発展してきた、高度で専門性の高い技術です。
精度は高い一方で、限られた研究者や機関の中で使われることが多く、現場への実装には高いハードルが存在していました。
私たちが目指しているのは、この技術を「特別なもの」として閉じるのではなく、
現場で使われ、判断を支え、価値を生み続ける「社会の眼」としてひらいていくことです。
◼︎光センサー「irodori」とは

irodoriは、人の目では捉えきれない微細な違いを、18色分の光情報として取得できる光センサーです。
色のわずかな差異や変化を数値として捉えることで、
- 見た目では判断できない違い
- 経験者しか気づけなかった兆し
- 言語化が難しかった感覚的な判断
を、データとして扱えるようにします。
さらに、ノーコードAIツール「ANSWER Lite」と組み合わせることで、
専門的なプログラミング知識がなくても、取得したデータをもとに用途に特化したAIモデルを構築することが可能です。
◼︎irodori共創プランという選択

irodori共創プランは、完成されたソリューションを提供するものではありません。
利用を検討されている方と、irodoriの開発担当者が直接対話しながら、
「何に使うか」ではなく「どんな判断を支えたいか」から考えることを重視しています。
- この判断を、再現可能にしたい
- 経験に頼っている部分を、データで説明できるようにしたい
- 人によるばらつきを減らしたい
そうした現場の課題を起点に、
- どのようなデータを取得すべきか
- どのような形でAIモデルに落とし込むか
までを、一緒に検討し、検証し、実装していきます。
◼︎感覚的な判断を、共有できる判断へ
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irodoriとAIを組み合わせることで、これまで属人化しがちだった判断を、
誰もが同じ基準で扱える形へと変えていくことが可能になります。
- 甘い/甘くない
- 良品/不良品
- 問題なし/要注意
といった判断を、感覚ではなくデータとして扱えるようになることで、
判断の背景を説明でき、再現でき、引き継ぐことが可能になります。
これは、人の判断を置き換えるための技術ではありません。
人の判断を支え、強化するための技術です。
◼︎現場から始まる技術実装へ

現在、irodoriはクラウドファンディングを通じて、食品、農業、製造、インフラなど、さまざまな分野の現場と接点を持ち始めています。
その中で見えてきているのは、
技術を「完成させてから使ってもらう」のではなく、
使われる過程そのものの中で技術を育てていくというアプローチの有効性です。
共創プランは、
「まだ使い道が明確ではない」
「課題はあるが、技術で解決できるか分からない」
という段階からの参加も前提としています。
◼︎irodori共創プランは現在も参加者募集中です
irodori共創プランは現在、先着5名限定で募集しており、残り枠はわずかとなっています。
クラウドファンディングも引き続き実施中です。
Invisible Worldは今後も、不可視情報を可視化する技術を通じて、
現場の判断と社会課題の解決をつなぐ技術の社会実装に取り組んでいきます。
irodoriや共創プランにご関心をお持ちの方は、ぜひ詳細をご覧ください。